質問

情報が少なくて不安です

音大2年生です。3年になったら就活して一般の企業を目指そうと思っているのですが、私の音大では就職する学生が少ないために大学全体として就活モードが乏しく、情報もあまり多くありません。また、就活で授業を休む人も少なく、レッスンを休んだら先生の機嫌を損ねるのは目に見えています。不安でいっぱいです。どうすればいいか、アドバイスをいただけませんか?

(音大2年/M3)
大内孝夫

学内のみならず外部との接点を活用して

 「大学全体として就活モードが乏しい」のは、音大共通の課題かもしれませんね。
 私の大学でも、一般の企業就職は音楽系の企業や楽器店を含めても3割程度ですので、「全体で就活モード」とまではいきません。それでも、就活意識が高い学生は、仲間を作って情報交換し合っているようです。
 ぜひ、同じような境遇にある仲間を学内で探して情報交換し合ってください。また、上手に就活に取り組んでいる学生は、学内のみならず、外部との接点をうまく活用しています。
リクナビやマイナビといった就活支援会社主催の就活セミナーや合同説明会などで隣り合った人と友達になったり、高校時代の友人と情報交換したり。あるいは音大の先輩で就職した人からアドバイスを受けるなど、限られた時間を有効に活用している感じがします。

 また、レッスンを休むと先生の機嫌を損ねるのではないか、と心配する学生は多くいるのですが、最近はご理解のある先生も多いようです。先生のタイプによっては難しい場合もあるかもしれませんが、日頃の先生との会話の中で、進路について話し合っておくことが大切ではないでしょうか。
 最近の音大での就活状況を見ていると、レッスンよりも教育実習の方が問題になるケースが多い気がします。特に大手の人気企業を目指す場合は、6月の面接と内定で決しますので、6月に3週間くらい教育実習が入っていると苦労します。ですから、教員になる気持ちが強くない場合は、教員免許を取得しないのもひとつです。一方、大手人気企業を除けば、7月以降も採用活動を行う企業が多いので、教員免許取得は十分可能だと思います。

 さて、就活上の日程とレッスンなどの重なりを心配する気持ちもさることながら、就職活動では大学時代の学業や部活動などへの取り組み姿勢やその成果などが問われます。質問者の方はまだ2年生とのことですので、少なくてもあと1年、専攻楽器・科目などの学業実績や成果をしっかり積み上げていくことをお勧めします。
 なお、音大では多くの一般大学では就活が公休になる、という誤解があるようです。しかし、そのような大学はむしろかなりの少数派です。特に理系の就活は音大と同じような状況にありますので、「音大だけが不利」という被害者意識はもたない方がいいと思います。

(2018.1.22)

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