アラフォーで音楽講師を目指していますが…

子育てが一段落ついたので、再び働きたいと思っています。子育て中、ほとんど楽器にさわる機会はなかったのですが、昔取った杵柄で音楽を教える仕事をしたいと考え、先生の『「音楽教室の経営」塾』をはじめさまざまな本を読んだりして準備中です。結婚前は一般企業の営業職でバリバリ働いていたので、コミュニケーション能力に問題はないはずですし、子供の扱いにも慣れています。ただ、ブランクがあるので演奏は大したことないですし、業界事情にも疎い。音楽教室の新米講師として落第点をつけられないか?などと考え、どうも積極的に行動できずにいます。どうしたものか、いいアドバイスをください。

(元音大生:アラフォー主婦)

不安が大きければ、まずは既存の教室の講師を

 私としては質問者さんのような方に、ぜひ音楽教室にチャレンジして頂きたいと考えています。音楽教室は「自分が演奏する場」ではなく、「生徒を教える場」です。長いブランクがあっても、指導法をしっかり学び、持ち前のコミュニケーション能力を活かすことで講師になることは十分可能だと思います。
 音楽教室講師になるにはさまざまな不安があるようで、先日、『「音楽教室の経営」塾』をテキストに、「生徒が集まる!音楽教室作り」セミナーを開いた際には、音大卒ではないことにコンプレックスを感じ悩んでいる方が参加されていました。音大卒業していなければ、生徒が集まらないのではないか、との不安があったようです。
 その方は、私の本を熟読されており、SWOT分析をしっかりされているのには大変驚きました。そのSWOT分析をもとに2人で話していると、色々なタイプの音楽教室が考えられることがわかり、大変喜んでいただけました。自分の強みを正しく認識し、機会にうまく活かせば自分の目指すべき音楽教室がかなり具体的にイメージでき、そのための資金集めや生徒集めのマーケティングにも現実味を持たせることができます。
 セミナーでもお伝えしたのですが、営業力の弱い先生が多いのが現実です。ご質問者の営業職経験はすごい強みで、これさえあればブランクなど簡単に吹き飛ばせます。それに、じつは子育て経験も大きな武器になるようです。これも私のセミナーでのことですが、参加者から、子育て経験を上手く生徒募集に繋げた事例発表がありました。
 いただいた文面から、内部環境(ご自身の強みや課題)はすでに分析できているようですから、あとは外部環境をよく調査・分析していけば、必ず生徒が集まる音楽教室作りは可能です。
 その際、あわてて開業するよりは、しっかり準備を整えて、ぜひ素敵な音楽教室を開いてください。特にブランクがあり、不安も大きいと思いますので、まずは指導法や教本、運営方法を学ぶため、しばらく既存の教室の講師を経験してみてはいかがでしょうか。それと、「音楽教室は音楽を教えるところ」と思い込むと失敗するかもしれませんよ。謎解きのようですが、この際、しっかり考えてみてください。

(2017.10.19)

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