内々定辞退する際の留意点

ある企業から内々定をいただいたのですが、その後いろいろと調べていたら相当なブラック企業であることがわかり、とても就職する気にはなりません。内定を辞退する際にはどうすればいいでしょうか。また、気を付けたほうがいいことなどを教えてください。

(音楽学部4年:猫足)

ある程度礼をつくし辞退理由を伝えて

 ブラック企業であるかどうかは別として、「内々定辞退」についてです。
 就職活動(企業にとっては採用活動)のルールは、大学等(就職問題懇談会)の「申合せ」と日本経済団体連合会(経団連)の「指針」で定められています。その中で正式な内定日は「卒業・終了年度の10月1日以降」と定められており、「9月30日以前の内々定は学生を拘束しないもの」とされています。ですから、基本的には電話で内々定を辞退したい旨を伝えればいいと思います。
 ただ、企業側も内々定を出すまでには何度も面接を行うなど体力を掛けていますから簡単に諦められないのは理解できますし、学生側も「第一志望」などと言って内定を獲得していることが多くありますので、そのような場合はある程度礼をつくす必要があると思います。具体的には、辞退する理由をきちんと伝える、先方が来社を要請する場合は一度赴く、などです。あなたの対応が先方の感情を害するものであると、同じ大学の後輩に影響が出ることも考えられますので、社会常識に反するような態度を取らないよう注意してください。
 辞退理由ですが、「ブラック企業だから」というストレートな表現では先方の感情を逆なでする恐れがありますし、定義が曖昧なので本当にブラック企業かどうかは見方次第のところもあります。ですから、「他の企業にチャレンジしたい」「ほかの業種により興味が湧いてきた」など、就活の過程で自分の企業を見る目に変化が起きたことを伝えるといいと思います。
 なお、先方の会社に行って、しつこく慰留された場合には、「これ以上お話ししても私の意思は変わりません」と伝えて話を打ち切っていいと思います。
 以上はあくまで一般論ですので、対応に迷う場合は大学の就職課などのキャリアセンターで相談することをお勧めします。

(2017.7.28)

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