一般就職後ピアノの先生に。おすすめ就職先は?

音大生なのですが、一般企業に就職をして、仕事をしながらピアノは習い続け、将来結婚して子育てが一段落したらピアノ教室を開くのもいいなぁと思っています。その場合、就職先にはどのような企業を選べばいいのでしょうか。もし、おすすめがあったら教えてください。

(音大3年:PPAPP)

将来の教室経営に役立つ仕事は多い

 仕事をしながらピアノを習い続ける、というのはすごくいいですね。最近は大人の音楽教室が増えてきており、習っている人は多くいます。卒業生の中には一般の企業で働きながらコンクールに出たり、習っている教室の発表会に出たり、という方は大勢いますので、がんばっていただきたいと思います。

 4月下旬発売予定の『「音楽教室の経営」塾』(1巻:導入編、2巻:実践入門編)では、まさにご質問いただいた音大卒業後、音楽教室を開業するまでの道のりについて詳しく解説していますが、一般企業を経て音楽教室を開くというのは、開業のための資金を貯めやすいこと、保護者対応や生徒集めなどのピアノ指導以外に必要なスキルを磨くうえでも推奨できるルートだと考えられます。拙著で紹介しているそのほかのルートとも比較のうえ、納得感のある進路をお選びいただければと思います。
 一般企業で働いた後に開業する場合に適した企業ですが、せっかく一般の企業で働くのであれば、将来の音楽教室経営に役立つ職種がいいと思います。音楽教室経営で苦労するのは生徒集めと親御さんとのコミュニケーション、確定申告などのようですから、航空会社のキャビンアテンダント(CA)のような接客業、経理関係の仕事、あるいはネットを駆使する仕事は音楽教室で役立つスキルが身に付きやすいのではないでしょうか。

 また、習っている教室の発表会などは土日に開催されることが多いようですから、銀行や保険会社、電機や機械などのメーカーの事務職など土日が休みの企業がいいと思います。CAのように曜日固定ではない職業も発表会の日は予めわかっているので対応できるようです。

(2017.4.7)

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