筆記試験対策、何を勉強すればいい?

就活を始めたのですが、まだ志望業種や企業は定まっていません。今から暇を見つけては「SPI」や小論文の勉強をしたいと思っていますが、どの程度やればいいのでしょうか。また、効率よい勉強方法や業種などによる傾向と対策があったら教えてください。

(学芸学部3年:HAL)

1冊がボロボロになるくらい勉強を

 筆記試験には、適性検査、一般常識(教養)、小論文の3つがあります。どれを行うかは企業によって違いますが、最も一般的なのは「SPI」などの適性検査です。ですからある程度の企業数を受けることを前提に考えると、適性検査対策を中心に行ったうえで、新聞やテレビでニュースなどの時事問題を押さえておくべきかと思います。
 どの程度やればいいかは悩ましい問題ですね。受ける企業や職種でかなり平均点に幅があると思われますし、心配すればきりがありません。
 私は、大学で就活生に同様の質問を受けたとき、自分と相性のよさそうな参考書を1冊選び、それを徹底的に勉強するようアドバイスすることが多いです。何冊も買い込んで試験対策を行っている学生を時々見かけますが、ただ問題を解くだけの表面的な学習に終わってしまう傾向が強いようです。それよりは、同じ問題を何度も解き、解説も熟読した方が、身に付きやすいと思います。1冊がボロボロになるくらい勉強して、さらに余裕があれば次の1冊に手を付ければいいでしょう。
 効率の良い学習方法は、人によって勉強方法や得意科目が違うので一概には言えませんが、通学時や昼の休憩時間など隙間時間の有効活用と、差が付きやすい数的処理問題(算数、数学初歩)を得点源にできるよう学習することだと思います。企業はそれぞれの判断で試験方法を決めていますので、業種による傾向はあまりないと思います。
 ひとつ強調しておきたいのは、高校や大学受験と違い、就活は筆記試験で決まるわけではない、ということです。「大学時代に精一杯頑張ったこと」が「就活対策」では、まず合格はおぼつきません。
 何事につけ、ぜひ自主目標を設定し、それを達成しようとする生活を心掛けてください。そしてさまざまなチャレンジ、工夫、努力をする大学生活を送りましょう。それらが面接官に「この学生、欲しい!」と思われる力をあなたに与えてくれるはずです。

(2016.10.11)

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