目からウロコの就活術・キャリアQ&A

グループ・ディスカッションでの役割

先日、企業の説明会に行ったら、グループ・ディスカッション(GD)がありました。説明を聞くだけだと思っていたところに突然でしたので、十分な対応ができませんでした。司会、書記、タイムキーパーという役割を決めたのですが、私は何もやりませんでした。GDでは、役割に立候補すべきだったのでしょうか?

(教育学部4年:マロ)

円滑な議論に協力できたかが重要

 立候補すべきだったどうかは一概に言えません。問題は議論に積極的に参加できたかどうか、です。
 企業はバランスを重視しますので、みんなが立候補すれば相手に譲る、誰も立候補がいなければ自ら志願する、というスタンスで、円滑にGDがスタートできる態勢に協力できているかどうかを見ている場合が多いと思います。そして議論が始まったら、積極的に参加することです。「積極的に参加する」とは必ずしも「積極的に意見を言う」ことではありません。相手の話をよく聞く、発言の数は少なくてもポイントとなる場面で「なるほど!」とうなずかれるような発言ができる、時間が迫ってきたら全体を取りまとめる方向での発言ができる、というのが重要なポイントです。よく見かけるのが、そもそも積極的な参加姿勢が見受けられない、人の話を聞かず口数ばかり多い、時間が迫っているのに議論を拡散する方向で発言する、といった学生ですが、いずれも企業側の評価は低くなりがちです。
 人の話を聞いている時の目や姿勢、発言する際の的確でポイントを押さえた内容、周囲への気配り、などが評価を決める際に大きなポイントとなると思います。

 また面接でもそうですが、話し方は重要です。
 結論から話す、前置きは必要最小限にして簡潔で的確に伝える。演技がかっていたり無理に元気を出しているのが丸わかりなのはマイナスです。周りの人の話をよく聞き、誠実な態度で自然体で話す、といったことに留意するといいと思います。

(2017.4.7)

自分に合ったB to B企業を探すには?

自分が入りたいと思っていた企業が、競争率の高い企業ばかりだということがわかりました。「B to B企業にも目を向けるとよい」と聞き、改めて企業探しをしてみたのですが、志望業界や企業がなかなか絞れません。自分に合ったB to B企業はどのようにして探せばよいのでしょうか。

(芸術学部3年:豆ぞう)

意外と日常生活で目にしているはず。書籍も参考に

 私も自分が経験ありますが、自分で身近に感じていた企業が、調べてみるととんでもない競争率だということがあります。音大生ですと音楽事務所やCDレーベルのような企業、一般大学ですと航空会社、総合商社、旅行会社、メガバンクなどが該当するでしょうか。
 また競争率が高く、仮にそれに受かったとしても最近某大手広告会社で明らかになった厳しい労働実態がないとも言えず、改めて就活の難しさを感じます。同社は厚生労働省が選ぶホワイト企業にも選ばれていました。
 その意味で「B to B企業にも目を向けるとよい」というのは耳を傾けるべきアドバイスだと思います。

 「B to B企業」というのは、企業を顧客とするため私たちが知らない企業が多いのですが、じつは業界では超有名企業とか、有力企業という場合が多くあります。
調べ方としては、大きく3つあります。ひとつは『業界地図』『就職四季報』などの書籍をあたることです。『就職四季報』などは分厚いので全社読むのは大変ですが、気になる業界や企業には目を通しておきましょう。『業界地図』には付録で主要品目のシェアなどが付いている場合があり、参考になると思います。

 次に日常生活でいろいろなものに興味を持つことです。例えば回転寿司店に行った時。私の家の近くの回転寿司店では、壁に掛かっている寿司ネタのメニュー札と並んで「鈴茂器工」というプレートが掛かっています。この会社は寿司握りロボットの1企業です。また、冷蔵ケースをみるとペンギンマークか「HOSHIZAKI」というロゴが入っている場合が多いです。ホシザキは業務用冷蔵庫やビールサーバーで約7割のシェアがあるとされる企業です。あるいは寿司を運ぶコンベア。石野製作所が6割のシェアを誇ります。
 このように、日常の何気ないところに企業は強みを発揮しています。自動車も、トヨタや日産という完成品メーカーばかりではなく、バックミラー、シート、ガラスなど、調べてみるといろいろなB to B企業が関わっています。

 その他にはやはり大学のキャリアセンター、就職部(課)の活用ですね。その大学で人気のあるB to B企業や、採用担当者の訪問を受けたB to B企業なども紹介してもらえると思います。あと、B to B企業に限らず、辞める卒業生の多い企業や勤務がきつくて相談が多い企業の情報などもあると思います。

(2017.2.21)

ESは何社に? ES不要企業への応募方法は?

3月からエントリーシート(ES)受付が始まりますが、何社くらいに送ればいいでしょうか。また、エントリーシートが必要ない企業への応募は、どのようにすればよいのでしょうか。

(音楽学部3年:中バッハ)

ESは興味のある業界ごとに複数社ずつ

 一概に何社エントリーすればいいという基準はありません。学生を見ていると、志望先が決まっていて、その業種ばかり3、4社という学生もいれば、リクナビなどのオープンESを利用して100社くらいにESを提出する強者(つわもの)もいます。
 ただ、志望する業界や企業に入れる保証はありませんし、ES提出企業が多すぎると、企業研究がおろそかになりがちなうえ、面接が始まった際に日程調整で苦労する場合が多いようです。ESはみなさんが考えている以上に企業は参考にしていますので、おざなりなESなら出さない方がましだと考えてください。
 まずは、いくつか興味のある業界に分けて複数社ずつ、合計20社前後(10社では少ない気がします)エントリーしてみてはいかがでしょうか。それであれば複数の業界を見比べることができますし、面接が始まっても複数社が重なり日程調整で苦労することもないと思います。これくらいの数なら企業研究もしっかりできそうですね。

 なお、ESが必要ない企業への応募ですが、その企業のHPの求人欄や求人票などを見てみましょう。応募条件、応募に必要な書類などが記載されていると思います。また企業の(合同)説明会に参加するのもひとつです。留意点としては、説明会も選考を兼ねている場合が多いので、面接と同じ心づもりで臨むことです。

(2017.2.21)

面接では何が聞かれるの?

面接では、どのようなことが聞かれるのでしょうか。業界ごとにその内容は異なると思うのですが、もし特徴があったら教えてください。

(芸術学部3年:snowman)

まずは、よく聞かれる質問を押さえて

 面接ですので、業界というよりは会社によって、また同じ会社でも一次面接、二次面接など面接段階によって質問内容は異なります。ただ、面接は限られた時間の中で行われますので、どこの企業でも「よく聞かれる質問」というのがあります。まずはそれを押さえておきましょう。
 よく質問される、「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」「自己PR」「5年後、10年後にどのような人間になっていたいか」「自分の強み、弱み」などは、あらかじめどう答えるか考えておくといいでしょう。
 面接で企業側が見ているポイントは、以下の3点です。
  一緒に仲間として働ける人かどうか
  当社の人間としてお客さんの前に出して大丈夫な人か
  成長が期待できる人かどうか

 特にの成長性を見るためには、成長したい、学びたい、という前向きな気持ちがほしいところ。そうすると、学生なりによく調べているなぁ、という印象を持たせるのは効果があります。また、「よく調べている」⇒「関心が高い」⇒「志望度が高い」をアピールすることができますので、志望動機を話す際の説得力も強くなります。
 その会社がどのような業界に属しているか、業界内各社のポジションはどうなっているか、それぞれの会社の強み・課題などは押さえておきたいところです。またその業界が将来どうなっていくと考えられるか、という業界展望なども聞かれる可能性があります。

 あと、企業の事業内容は頭に入れておきましょう。
 たとえば、「吉野家」は牛丼だけと思っていると大きな誤りです。会社(吉野家ホールディングス)としては、「はなまるうどん」「京樽」「ステーキのどん」「フォルクス」なども展開しています。
 最近はM&A(企業買収)が盛んに行われるため、経営が多角化している会社が多いのです。現在の事業部門にはどんなものがあるか、そして今後はどのような展開を考えるべきか、などまで考えて面接に臨むといいと思います。

(2017.1.11)

教員採用試験後に就活スタートで間に合う?

教員志望です。来年、教員採用試験を受ける予定なのですが、受からなかった場合、教員になる夢はあきらめ一般企業に就職したいと思っています。教員採用試験後に就活をスタートしても間に合いますか? また、企業は教員採用試験に落ちた学生をどう見るのでしょうか?

(教育学部3年:ハイ丼)

企業選択の余地がとても少なくなります

 「間に合うか」「間に合わないか」という意味では間に合いますが、「十分間に合うか」と言われると十分ではありません。企業選択の余地がとても少なくなるからです。
 例えば東京都の今年度の教員採用試験の合格発表日は、一次試験が8月8日、二次試験が10月14日でした(日程は自治体によって異なります)。一次試験で明らかに不合格だと思う場合を除いて、二次試験の合格発表まで教員採用試験の勉強は続くことになりますが、多くの企業は10月1日に内定式を終えています。そういう意味では、就活生に人気の高い企業の採用試験はほぼすべて終了していると考えられます。
 ただ、昨今の就活は「売り手市場」と言われ、企業側がなかなか必要な人材を確保できていない状況にありますので、中小企業を中心に現在(11月)でも活発な採用活動が行われています。「後期就活」支援のサイトも登場するくらいですし、実際に現段階でも就職活動を行っている学生はいます。
 ですから、ご自分の中で何を優先して考えるかが重要ですね。あくまで「教員になりたい」という思いを優先するならば、大企業・人気企業に勤めることは断念せざるをえないでしょうし、さまざまな企業を回ったうえで納得のいく企業を選びたいなら、教員採用試験はあきらめるほうが賢明だと思います。
 両方納得のいく活動がしたい! というお気持ちはよくわかりますが、残念ながらそのような仕組みになっていないのが現実の姿です。
 また、企業は教員採用試験に落ちた学生をどう見るか、については、面接官によって温度差はあると思いますが、色眼鏡で見る人は少ないと思います。だいたいそういうことを気にしているのは学生の方で、面接官が気にしているのは「うちの会社に適した人材か否か」、「仕事ができるようになりそうか否か」です。
 ただ、なぜ教員をあきらめて就活するのだろう? と就活に切り替えた動機には関心を持つかもしれません。「経済的事情からあと1年余分な負担を親にかけさせたくない」「落ちたのは自分が教員に向いていない証拠。頭を切り替えて方向転換することにした」などと、落ちたことに負い目を感じずに、堂々と答えるといいと思います。

(2016.11.15)

面接で緊張して不採用続き。どうすればいい?

あがり症のため、面接で緊張してしまい、しゃべれなくなってしまいます。すでに30社以上の面接を受けたのですが、いまだに内定ゼロの状態です。客観的にみて学歴も容姿も中の上だと思うので、面接が原因で不採用になっているとしか思えません。どうすればいいでしょう?

(文芸学部4年:サンド)

答える内容や伝え方にも気を付けましょう

 私もあがり症なのでそのお気持ちよくわかります。人前に出るとどうしたらいいかわからなくなる時って、ありますよね。いただいた質問について、私からお伝えできるのは次の3点ではないかと思います。

1. あがらない工夫、あがっている時の対処方法
例えば、控室で座っていて名前を呼ばれたらすぐ返事をする必要はありますが、そのあとすぐに立たずに1回深呼吸してみてはいかがでしょうか? 質問を受けた場合も同様です。あわててすぐ答えず、ワンブレスして心を落ち着けて答えるよう心掛けましょう。音楽もそうですが、面接でもブレスは大切です。
 
 
2. 答える内容の問題
あがっているから伝えられない、という可能性のほかに、そもそも答えが相手に好感をもたれる内容ではない可能性も考えられます。「志望動機」「大学時代に頑張ったこととその成果」「入社後にやってみたいこと」「5年後、10年後のありたい自分の姿」「自己PR」など面接時によく聞かれる質問の答えをもう一度見直して、就職課などで指導を受けることをお勧めします。
また、面接官の質問内容と答えにずれがないか、も確認したいところです。あがってしまって相手の質問に真正面から答えていない、という可能性もあります。例えば「志望動機」が、その会社ではなく業界の志望動機にとどまっている、「大学時代に頑張ったこととその成果」を聞かれて頑張ったことしか答えていない、などがその代表例です。
 
 
3. 伝え方の問題
結論から答えない、ワンセンテンスが長い、声が小さい、暗い表情で答える……。同じ答えでも答え方で印象は大きく変わります。特に面接相手は日頃忙しいビジネスマン。結論を後回しにして回答されるとイラつかれます。みなさんもお店で買い物するときに店員さんの対応ひとつで随分印象が違いませんか? 自信なさそうに答えられると本当に大丈夫か不安になりますし、早口で聞き取れない、専門用語を使われて理解できない、説明が長くてどこがポイントかわからない、などなど。あなたも面接官に同じように思われているかもしれませんよ。就職課などで模擬面接を受けてみるといいですね。
 
(2016.11.15)

筆記試験対策、何を勉強すればいい?

就活を始めたのですが、まだ志望業種や企業は定まっていません。今から暇を見つけては「SPI」や小論文の勉強をしたいと思っていますが、どの程度やればいいのでしょうか。また、効率よい勉強方法や業種などによる傾向と対策があったら教えてください。

(学芸学部3年:HAL)

1冊がボロボロになるくらい勉強を

 筆記試験には、適性検査、一般常識(教養)、小論文の3つがあります。どれを行うかは企業によって違いますが、最も一般的なのは「SPI」などの適性検査です。ですからある程度の企業数を受けることを前提に考えると、適性検査対策を中心に行ったうえで、新聞やテレビでニュースなどの時事問題を押さえておくべきかと思います。
 どの程度やればいいかは悩ましい問題ですね。受ける企業や職種でかなり平均点に幅があると思われますし、心配すればきりがありません。
 私は、大学で就活生に同様の質問を受けたとき、自分と相性のよさそうな参考書を1冊選び、それを徹底的に勉強するようアドバイスすることが多いです。何冊も買い込んで試験対策を行っている学生を時々見かけますが、ただ問題を解くだけの表面的な学習に終わってしまう傾向が強いようです。それよりは、同じ問題を何度も解き、解説も熟読した方が、身に付きやすいと思います。1冊がボロボロになるくらい勉強して、さらに余裕があれば次の1冊に手を付ければいいでしょう。
 効率の良い学習方法は、人によって勉強方法や得意科目が違うので一概には言えませんが、通学時や昼の休憩時間など隙間時間の有効活用と、差が付きやすい数的処理問題(算数、数学初歩)を得点源にできるよう学習することだと思います。企業はそれぞれの判断で試験方法を決めていますので、業種による傾向はあまりないと思います。
 ひとつ強調しておきたいのは、高校や大学受験と違い、就活は筆記試験で決まるわけではない、ということです。「大学時代に精一杯頑張ったこと」が「就活対策」では、まず合格はおぼつきません。
 何事につけ、ぜひ自主目標を設定し、それを達成しようとする生活を心掛けてください。そしてさまざまなチャレンジ、工夫、努力をする大学生活を送りましょう。それらが面接官に「この学生、欲しい!」と思われる力をあなたに与えてくれるはずです。

(2016.10.11)

就活は何から始めればいい?

大学3年生です。そろそろ就活を始めなければいけないと思うのですが、何をすればよいのかわからずあせっています。何から始めればよいのでしょうか。

(国際教養学部3年:MF)

なりたい自分から“逆引き”してみる

 小中学校→→高校→→大学(院)→→就職、と何かエスカレーターのように考えていませんか? 就職とこれまでの進学とはまったく世界が違います。まずそこをしっかり認識してくださいね。
 何が違うのか?
 最大の違いは、“知識”と“おカネ”の流れが逆になるということです(私はこれを「インプットの世界からアウトプットの世界へ」と名付けています)。
 どういうことかというと、大学(院)まではおカネを払って知識を吸収する世界、就職後はそれまでに得た知識を使って付加価値を生み出し、それによっておカネを得る世界だということです。知識に“おカネを払う立場”から、逆に“おカネをいただく立場”に変わるわけです。
 ですから、就職とは、大きな責任を負う世界に入ることを意味します。
 とはいえ、大学3年生ともなれば、卒業後の進路を考えないわけにはいきません。一度きりの人生。より充実したものにしたいですよね。
・10年後自分はどんな人生を歩んでいたいと思いますか?
・それを実現するには卒業後5年後にどうなっていないといけませんか?
・そう考えていくと、卒業時はどうである必要がありますか?
・そのためには今どんな準備が必要ですか?
 このように時間を逆引きしてみると、案外見えてくることがあるのではないでしょうか。「就活する」というより、「自分の人生をデザインしてみよう」と思うことです。それによっては、今必要なのは、就活ではなく勉強かもしれませんし、婚活かもしれません。どのような人生が送りたいのかを、子供の時のようにではなく、大人として考えてみましょう。その上で企業に就職する道を選ぶのであれば、準備の参考として『目からウロコの就活術』をお読みいただければ、やるべきことが見えてくるはずです。

(2016.9.02)

「長所・短所」欄の「短所」には何を書けばいい?

履歴書の「長所・短所」欄には、正直に「短所」を書いていいものでしょうか? またどのような「短所」を書けばウケがいいのか、悪いのか、教えてください。

(芸術学部3年:YT)

仕事上差しさわりのないものを

 基本的には正直に、自分に当てはまると思われる短所を書いたほうがいいでしょう。
ただ、「人と接するのが苦手」「落ち着きがない」「深く考えるのが苦手」のように仕事を行ううえで支障があるようなもの、あるいは改善が困難と思われることを書くのはお勧めできません。
 「心配性である」「細かなことが気になる」「正確さを大切にするあまりひとつのことに時間がかかってしまう」など、場合によっては必ずしも短所とまで言い切れないものや、年齢や仕事の習熟により改善可能なものの中で自分が当てはまると感じるものを挙げておくのが無難だと思います。

(2016.9.02)

履歴書に書くような「趣味・特技」がない

履歴書に書けるような趣味や特技がありません。「特になし」と書いていいものでしょうか。それとも、当たりさわりのない「読書」など何かしら書いておくべきでしょうか。

(教育学部4年:tacotaco)

「特になし」は避けたい

 ないものを無理して書く必要はないと思います。ただ、「特になし」とだけ書いてあるのを企業側はどう感じるでしょうか? つまらない学生? 遊び好き?……企業側の疑問は膨らむばかりです。
 たとえば音大生などで毎週のレッスンや授業で忙しく、なかなか趣味を楽しむ余裕がないのであれば、「毎週のレッスンや授業で忙しく、学生生活では趣味を楽しむ余裕はありませんでした」などと記せばいいでしょう。そのかわり、特技として専攻楽器は書けると思います。
 履歴書やエントリーシートは、その欄だけで判断されることはまずありません。全体としてどういう感じの人か、という人となりや性格を印象づけられるかが大切です。「趣味・特技」欄で書くことがなければ、他の欄で自分をアピールできるよう工夫をしてみてください。

(2016.7.27)

複数内定をもらい悩んでいます

複数の企業から内定をもらいました。それぞれ異なる業種なので、どのように就職先を選べばよいのか迷っています。

原点回帰+企業からの評価で

 この時期にうらやましいですね。ほかの人から見るとぜいたくな悩みでも、ご本人にとっては真剣な悩みだと思います。
 まずは就活を始めた原点に返ってみましょう。就活の際、どういう点を重視したのか? 出世のしやすさ、お給料の高さ、自分が送りたいと考えているライフスタイルイメージとの一致、などさまざまな企業選びのポイントがあったはずです。また、相手企業からどう評価されているか、という自分への企業側の評価度合いの高さも重要だと思います。
 このように就活時の企業選びのポイントからのアプローチと相手企業からの評価度合いの2面から点数化して考えてみる方法を『目からウロコの就活術』 p.205−206で述べています。ぜひこのQ&Aとあわせてお読みいただければと思います。

(2016.6.20)

内定がもらえない

周囲の友人たちに内定が出始めていますが、私はまだ内定がもらえません。内定をもらうためにはどうすればいいですか?

企業によって内定の出し方はさまざま

 2017年卒の面接選考解禁日は6月1日でしたが、早い人には4月くらいから内々定が出始めていますので、焦る気持ちはよく理解できます。
 ただ、企業によって内定の出し方はさまざまです。銀行や商社などの大企業は6月に入って採用活動を本格化させていますし、企業によっては「今、内定を出しても大手企業に流れてしまうだけ」と、大手企業の採用が一段落してから内定出しを本格化させるところもあるようです。
 ですから、あまり周りに振り回されずに、地に足の着いた就職活動を行うことをお勧めします。
 具体的には、リクナビやマイナビなどからエントリーできる企業で興味のある会社には積極的にエントリーし、面接に進むための取り組みを行うことです。また合同説明会などがあれば積極的に参加してみましょう。

(2016.6.20)



地方の公共ホールで働くには?

音大2年生男子です。卒業後は地元に帰って仕事をしたいと思っているので、できれば公共のホール(地方なのでクラシック専用ではありません)で働きたいと思っています。こんな基本的な質問で申し訳ないのですが、採用されるにはまず地方公務員になる必要があるのでしょうか。

(音大2年:カモネギー)

3つの道があります

 いえいえ、申し訳ないなんてことないですよ。大学を出て社会人になるというのは何かと不安があるものです。ご遠慮なくご質問ください。
 公務員として安定した職場や収入を確保したいか、公共ホールで働くこと自体を重視するかによって答えは違ってきます。

 まず、安定して自治体の公共ホールに勤務したいのであれば、地方公務員試験に合格して公務員になる必要があります。
 また、公共ホールが自治体ではなく、地域の「芸術振興協会」のような第三セクターなどが運営している場合はそこの採用試験を受け、合格する必要があります。留意点としては、地方の公共ホールの職員数は契約職員も含め、10人以下のところが多く、毎年採用があるとは限らないことです。また即戦力が求められることから、応募条件は既卒可が一般的で、その方が有利な場合が多いと思います。
 なお、最近は自治体や第三セクターが直接運営せず、運営を民間に委託している場合も多くあります。公共のホールで働くこと自体を重視するのであれば、このような企業に勤めるのもひとつです。ただ、民間委託は入札制ですので、ひとつの民間会社が特定のホールを長期にわたって委託できるとは限りませんので、この場合は地元のホールから離れなくてはならなくなる可能性もありますのでご留意ください。

(2017.4.7)

一般就職後ピアノの先生に。おすすめ就職先は?

音大生なのですが、一般企業に就職をして、仕事をしながらピアノは習い続け、将来結婚して子育てが一段落したらピアノ教室を開くのもいいなぁと思っています。その場合、就職先にはどのような企業を選べばいいのでしょうか。もし、おすすめがあったら教えてください。

(音大3年:PPAPP)

将来の教室経営に役立つ仕事は多い

 仕事をしながらピアノを習い続ける、というのはすごくいいですね。最近は大人の音楽教室が増えてきており、習っている人は多くいます。卒業生の中には一般の企業で働きながらコンクールに出たり、習っている教室の発表会に出たり、という方は大勢いますので、がんばっていただきたいと思います。

 4月下旬発売予定の『「音楽教室の経営」塾』(1巻:導入編、2巻:実践入門編)では、まさにご質問いただいた音大卒業後、音楽教室を開業するまでの道のりについて詳しく解説していますが、一般企業を経て音楽教室を開くというのは、開業のための資金を貯めやすいこと、保護者対応や生徒集めなどのピアノ指導以外に必要なスキルを磨くうえでも推奨できるルートだと考えられます。拙著で紹介しているそのほかのルートとも比較のうえ、納得感のある進路をお選びいただければと思います。
 一般企業で働いた後に開業する場合に適した企業ですが、せっかく一般の企業で働くのであれば、将来の音楽教室経営に役立つ職種がいいと思います。音楽教室経営で苦労するのは生徒集めと親御さんとのコミュニケーション、確定申告などのようですから、航空会社のキャビンアテンダント(CA)のような接客業、経理関係の仕事、あるいはネットを駆使する仕事は音楽教室で役立つスキルが身に付きやすいのではないでしょうか。

 また、習っている教室の発表会などは土日に開催されることが多いようですから、銀行や保険会社、電機や機械などのメーカーの事務職など土日が休みの企業がいいと思います。CAのように曜日固定ではない職業も発表会の日は予めわかっているので対応できるようです。

(2017.4.7)

ESで足切りされることはある?

エントリーシート(ES)は大学名で足切りするためのもののようですが、「音大生」だからといって落とされることはあるのでしょうか。

(音楽学部3年:文文)

「音大生」だからという理由はまずありません

 企業にもよるかもしれませんが、基本的にはESは大学名で足切りするためのものではありません。
 企業が知りたいのは就活生の本来の姿。その学生が何に興味があり、どのように考え、何をしたいのか、見極めようとします。その際、何かとっかかりがないと限られた面接時間でその学生を評価するのは困難です。志望動機、学生時代に力を入れたこと、社会人になってどのような仕事をしたいか、自分の強み・弱みをどのように考えているか、などをあらかじめ記入してもらうことで、面接時にそれらを深堀りすることができるのです。
 ですから、ESは絶対に手を抜かずに書いていただきたいですし、コピーを取っておいて、面接前に何を書いたのかしっかり確認して臨んでいただきたいと思います。
 なお、「音大生」だからといって落とされることは、まずないと思います。私が指導する中で、少なくてもメガバンク、生命保険会社、航空会社、総合商社などの人気企業には音大生が入っていますし、そこで大活躍しています。もし、音大生であることを理由に採用しない企業があるとすれば、せっかくの人材獲得のチャンスを見逃している残念な企業です。そんな企業は相手にする必要ありません。

(2017.2.21)

“音大生ならではの強み”を生かしたい

企業への就職を考えていますが、せっかく音大に入ったのだから、できれば“音大生ならではの強み”を生かした仕事をしたいと思っています。就職先にはどのようなものがあるのでしょうか。

(音大1年:ぱゆ)

むしろ一般企業で強み発揮する例多い

 “音大生ならではの強み”をどう考えるかですね。
 「音楽性や演奏能力が高い」と考えれば、自衛隊や警察の音楽隊のような演奏団体ですし、「音楽や楽器の知識レベルが高い」のであれば楽器店もいいと思います。その他、音楽事務所、コンサートホールや管弦楽団事務局、楽譜や音楽書の出版会社などは“音大生ならではの強み”を発揮しやすいと考える学生は多く、人気の職種となっています。
 ただ、これらの会社が音大生を求めているかというと、必ずしもそうではないようです。毎年10人〜20人採用するある楽器店で音大生はゼロだったことがあると聞いています。音大生に人気の会社は、案外音大生であるかどうかを問題にはしていない場合が多いようです。
 音楽に関係する企業であっても、売り上げが上がってはじめて会社として成り立ちます。そのため楽器・楽譜の販売では多少“音大生ならではの強み”があるかもしれませんが、他の仕事では残念ながら、“音大生ならではの強み”はあまり関係ない気がします。

 一方、“音大生ならではの強み”をマンツーマンレッスンで鍛えたコミュニケーション力、すぐにめげない精神力や忍耐力、正確・丁寧さ、などの“社会人基礎力”と考えると、こういう素養を備えた人を求めている企業は数多くあります。そして、一般大学の学生よりははるかに優位性が高いようです。音楽業界に限らず、幅広くチャレンジしてみてはいかがでしょう。
 私の大学では、銀行、商社、生命保険会社、航空会社、IT関連企業などに勤務する学生が多くいますが、比較的離職率は低く、学園祭などで就職課にやってくると、いきいきと活躍している様子を話してくれます。

(2017.1.11)

バイト代わりに音楽講師はできる?

卒業後、ピアノの勉強をしながら演奏活動ができればよいと思っています。しかし、一人暮らしを続ける予定なので、生活費を稼がなければなりません。バイト代わりに音楽教室の講師はできるものでしょうか?

(音大3年:悩める子猫)

バイト感覚の講師で一人暮らしは難しい

 まず、音楽教室の講師はそう甘い仕事ではありません。教育者としての側面がありますから、「バイト代わり」という考え方では決して生徒やその保護者とうまくやっていくことはできません。もし音楽教室の講師をするのであれば、生徒や保護者の気持ちに寄り添っていこうという、強い思いを持って音楽教室講師になってくださいね。
 さて、悩める子猫さんのように考える学生はとても多くいます。大学の4年間では学びきれないのでもっと勉強したい、とのお気持ちはよくわかります。でも、世間はあなたのペースに合わせてはくれませんし、経済的に成り立つ道を考えないと長続きしません。演奏活動で生きていこうと思うならば、大学3年であればコンクールでの入賞など、ある程度の実績がついていなければ見通しは厳しいと思います。音大卒業生では音楽教室の講師になる人は多いですが、地方の学生の場合、経済的に立ち行かなくなるケースが目立ちます。
 というのも、個人で生徒を集めようとしてもなかなか集まりませんし、音楽教室に所属する場合は月謝の半分以下しかもらえないことが多いからです。ですから、卒業後に楽器店系の音楽教室の講師になっても、最初は10万にも満たないケースが多いです。
 これでは生活が成り立たず、外食などでアルバイトもすることになります。自宅であれば、それでも何とかなりますが、一人暮らしなどで生活費がかかる場合は、講師とアルバイトで疲れて体を壊したり、実家からの仕送りが打ち切られたり。実家からのよほどの支援か、結婚相手に恵まれないと、かなりの苦難が予想されます。

(2017.1.11)

音楽事務所で働きたいのですが…

演奏会の主催・企画をしたり、海外アーティストを招聘するような音楽事務所で働きたいと思っています。狭き門だというのは知っているのですが、そもそも募集をしているのでしょうか。

(音大声楽専攻2年:ソラマメ)

「音楽が好き」なだけの新卒には難しい

 確かに狭き門ですね。
 音楽事務所と聞いて、みなさんがイメージしやすいのはアーティストの管理を行うマネジャー(いわゆる付き人)かもしれませんね。でも、その他に全体統括・企画担当、経理・総務・人事担当といった一般の会社にもある仕事の他、著作権管理担当、原盤供給契約や広告・出演契約を行う法務・契約担当、広報担当、マーケティング担当、営業担当などさまざまな仕事があります。大企業と違って少人数ですが仕事の範囲は広いので、ひとりで何役もこなせる人材であることがまずは必須の業界です。ですから、少し厳しい言い方かもしれませんが、「音楽が好き」というだけではなかなか採用されることはありません。
 採用されている人をみていると、法律やマーケティング、会計などに強い、全体を取りまとめるプロジェクト・マネジメント力がある、などの得意分野を持ちながら、各部署と緊密に連携が取れるコミュニケーション力もある、といった多能型人材です。このような人材は新卒ではなかなかいませんので、正社員になれるのは長くこの業界で契約社員やアルバイトで働いていた既卒の方や別の業界でITや法律などの専門分野を身に付けた転職組、というのが一般的な傾向です。
 ただ、この業界で契約社員やアルバイトとして働いても正社員になれる保証がないどころか、なれない人の方が圧倒的に多いのが現実。一旦音楽とは関係のない一般の企業や法律事務所、税理士事務所などで働いて専門性を身に付け、中途採用で応募した方が受かりやすいかもしれませんね。

(2016.11.15)

音楽に携わる仕事につきたいのですが…

音楽に携わる仕事につきたいと思っていますが、自分が何に向いているのかわかりません(何を目指せばよいのかわかりません)。

(音大ピアノ科2年:海)

自分が何に向いているかは、わからないもの

 この質問は、よく受けることがあります。やはりこれまでひたすら音楽を学んできて、大学卒業後を「さあ、どうするの?」と言われれば戸惑いますよね。学んできたのが音楽だから「音楽に携わる仕事につきたい」とのお気持ちも当然だと思います。
 では「音楽に携わる仕事」にはどんなものがあるでしょうか?
 直接イメージしやすいのは演奏家や伴奏ピアニスト、音楽教室講師のような組織に属さない、個人としての活動です(楽器店などの音楽教室講師には社員はほとんどおらず、講師個人が教室と「楽器を教える」契約を結んでいます)。それ以外では、楽器店の販売員、音楽事務所・CDレーベルの社員、オーケストラ事務局職員、アートマネジメント関係などでしょうか。
 このうち他大生に比べ、音大生に優位性がある仕事はどれでしょう? じつは後者のほとんどは、音大生だからといって優位性があるとは限らない仕事です。昨年度(2016年3月卒)ある大手楽器店の内定者は全員音大生以外でしたし、音楽事務所・CDレーベルの社員やオーケストラ事務局職員で必要とされる人材は、海外から演奏家を招聘する際に英語で交渉できたり、法律の知識があって出演契約書を作成できたりする人です。おカネを扱い、会社として決算も行いますので会計の知識も必要ですね。このように、後者は確かに「音楽に携わる仕事」ではあるのですが、その仕事の大半は、音楽以外のスキルや知識が必要です。そこはぜひ押さえておいていただきたいポイントです(アートマネジメント関係や楽譜出版社の求人の多くは既卒や契約社員です)。
 さて、ここでよく考えてみましょう。
 みなさんは、そもそもなぜ音楽大学に入ったのでしょうか。「音楽が好きだから」「もっと音楽を深く学びたいから」「演奏家になりたいから」……人によって、その理由はさまざまです。あなたはどうして音大に入りましたか? まだ2年生ですから、その時の気持ちを大切にして、まずは音楽に精一杯取り組んでみてはいかがでしょうか。そうすると、その先に見えてくるものが出てくるかもしれません。
 「自分が何に向いているのかわからない」――これは誰しも思うことです。私だって大学時代は同じように思ったものです。でも、何に向いているかを考えるより、やりがいのあるものを見出して、それにチャレンジする方が気持ち的にも楽なのではないでしょうか。人間の適応力というのは相当なものですから、向いていなくても歯を食いしばっていると、そのうちその仕事が自分に合っていると感じることがあります。
 これは私自身の経験でもあります。銀行に入って実際に仕事をするようになってから、「この仕事向いてない、しまった!」と思いました。特に最初の3年くらいは毎日思っていました。でも30年経って今振り返ると、「結構向いていたのかも」と思っています(笑)。

(2016.10.11)

楽器店に就職するには?

楽器店に就職したいと思っています。どのような学生が採用されるのでしょうか?
また、どのような能力が必要でしょうか? 仕事はどのような内容なのでしょうか?

(音楽学部3年:さな)

規模によって異なります

 同じ楽器店でもヤマハや島村楽器などの大手企業といわゆる街の楽器屋さんでは採用方法が異なります。また、年度によっても違いがあるのが実情です。  大手楽器店は10人などとそれなりの新卒採用を行いますので、一般企業の採用と同じように考えていただければいいと思います。ただ、会社によっては秋口から採用を行う企業もありますので、個別企業の採用動向については大学の就職担当部署でご確認ください。
 圧倒的に多いのは、地域密着型の街の楽器屋さんですが、こちらは新卒採用をほとんど行っていないのが実情です。もともと少人数ですので、中途採用での即戦力を求めているケースがほとんどです。とはいえ新卒採用がないわけではありませんので、ぜひ楽器店に勤務したいと思う方は、HPなどで個別に採用情報を収集することをお勧めします。
 仕事内容は楽器の仕入れ、販売、経理、店頭企画などさまざまですが、特に街の楽器屋さんは従業員が少ないので「何でもできる人」が求められると思います。「仕事のえり好みをしない人」と言い換えてもいいかもしれません。また、ルートセールスが多いため、普通免許を持っていることが条件になることも多いようです。その意味では楽器店といっても普通の会社なので、ライバルは音大生よりは一般大学生かもしれません。

(2016.7.27)

企業から見た音大生のイメージ

一般企業への就職を希望しています。企業の採用担当者から、音大生はどのように思われているのでしょうか?

企業が欲しいのは「使える学生」

 採用担当者や企業によって多少の違いはありますが、みなさんが意識しているほど音大生だからどうか、とは意識していません。
 採用担当者の目線は「採りたい学生か否か」この一点です。その点、音大生は少し気にしすぎている気がしています。これを書いている今しがたも、あるIT企業から「貴学の卒業生がしっかり働いてくれているので、ぜひ彼女のような人材を送ってください」との要請がありました。企業が欲しいのは○○大学とか、○○学部の学生ではなく、「使える学生」「しっかり働いてくれる学生」です。
 とはいえ、企業はとかく保守的なところがあります。規模が小さい企業など、これまで音大生を採用した経験がない企業の中には、音大生の採用に慎重なところもあるようです。大学の就職担当部署(就職課、キャリアセンターなど)へ行くとOB、OGの就職先データなどがありますので、音大生を積極的に採用している企業がわかります。まずは、そのような企業に積極的にアプローチしてみましょう。
 一方、大企業の多くは栄養学科やスポーツ健康学科など、さまざまな学部、学科から採用しています。自分が「音大生である」という意識よりは「これからしっかり働こう」という意欲を持つことの方が大切です。

(2016.6.20)

オーケストラ団員になるには?

ヴァイオリンで音大入学を目指しています。将来は、オーケストラに入団していろんな作曲家の曲を演奏したいと思っています。今のところ留学などは考えていないのですが、音大に入ったあと、どのような活動をすればいいですか。教えてください。

(高校2年:カッシー)

パートごとに募集→オーディション

 ぜひ音大に入学してオケマン(ウーマン?)になってください。オーケストラであれば、いろいろな作曲家の曲を演奏できると思いますよ。ただ、このご質問は、音大卒ではない私にとっては難問です(笑)。詳しくは、音大入学後に師事する先生などに聞いたほうがいいと思いますが、オケのオーディションに合格したと報告に来てくれる卒業生からのお話や、大学に送られてくるオケの楽団員募集要項などからわかる範囲でのお答えとなる旨ご了承ください。

 さて、プロのオーケストラには、ごく一部スカウトや紹介で入る人もいますが、ほとんどはオーディションを受け合格しなければなりません。音楽大学には毎日のようにオーケストラ・パートの募集が来ています。ほとんどがパートごとで、「フルート2番奏者」「トランペット(首席)奏者」といった具合です。ヴァイオリンは、コンサートマスター、第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリンなどの募集がありますが、第一、第二を区別せず、「ヴァイオリン奏者(tutti)で募集することもあります。手元に某有名交響楽団の募集要項がありますが、「ヴァイオリン(tutti)奏者募集 若干名」となっています。書類選考、第一次審査、第二次審査が行われるようです。
 このクラスの楽団になると、他のプロのオケの楽団員が応募してくることもあるようですし、都内のオケは競争率が高いので、地方のオケを積極的に応募する人も多くいます。もちろん交通費は自費ですので、経済的には結構大変です。それでも地方のオケに入れれば、そこで活動している中で実力をつけ東京の有名オケへの道も近づきます。このように厳しい世界ですから、音大を出てすぐ希望の楽団に入るには、かなりの実力が必要になります。

(2017.4.7)

調律師になるには?

2016年本屋大賞の『羊と鋼の森』を読んで、調律師という職業に興味を持ちました。現在ピアノ科1年生なのですが、うちの音大には調律師になるためのコースがありません。どうすればなれるのでしょうか。

(音大1年:さまよい人)

資格は絶対条件ではありません

 私は『羊と鋼の森』はまだ読んでいませんが、『ピアノのムシ』という漫画は愛読しています(笑)。同じ調律師でも実力の差は大きいようで、まさに実力の世界、といった感じですね。さすがに主人公・蛭田敦士のように、昼からお酒を飲みながら調律をする人はいないかもしれませんが、調律師の方から話を聞く限り、実力がないと生きていくのが難しい世界であることは間違いないようです。
 また、必ずしもピアノ専攻が有利、というわけではありませんので、その点は注意が必要です。私の中学時代の後輩に、ショパンコンクールで調律を行っている凄腕の調律師がいますが、音大での専攻はトロンボーンでした。調律師は演奏家ではなく、あくまで技術者です。時々就職課に来る学生で、調律師になって「いろいろなピアノを弾きたい」という学生がいますが、そのような意識で調律師になると後で大きな誤解に気付くことになりそうです。
 なお、調律師には国家検定であるピアノ調律技能士試験がありますが、医師や弁護士資格とは異なり資格がなくても調律師にはなれます。ですから極端に言えば音大卒業後、個人ですぐ調律師となることができます。ただそれでは技術もなく、お客が付くとは思えませんので、一般的には音大卒業後に調律学校に通い、ピアノ調律技能士(1〜3級)資格を取得して楽器店やピアノ製造会社(メーカー)に調律師として入社する場合が多いようです。
 楽器店やメーカーで働いた後、実力と自信がある人は、独立して自分で調律の会社をつくる道もあるようですが、最近はピアノよりは電子ピアノの方が売れている時代ですから、よほど技術や営業力に自信がないと難しそうです。

(2017.4.7)

短大卒の40代。音大入学を目指したい

40代の専業主婦です。高3までピアノを習い音大を目指そうと考えた時期もあったのですが、家計の事情で一般の短大に通い、就職して25歳で結婚退社。以来、専業主婦として暮らしてきましたが、子育てが一段落したのでこれから勉強しなおし、音大入学を目指そうと思っています。短大を卒業しているので、3年次編入試験(?)で入学できるものなのでしょうか。音楽を学びたい場合は1年生から入るべきなのでしょうか。

(40代主婦:YK)

3年次編入可能な大学も。個人的には…

 3年次編入試験は個別性が強いので、志望する大学に確認することをお勧めします。短大卒資格があれば3年次に編入できる場合もありますし、出身の短大が音楽短大やそれに準じる大学であることを求める大学もあるようです。
 あと、音大はピアノさえできればいいかというとそうではありません。語学や音楽史、音楽理論など、1、2年で学んだ基礎がないとかえって苦労することにもなりかねません。その点も併せて大学でアドバイスを受けてはいかがでしょう。
 個人的にはせっかく音大で学ぶのであれば、4年間みっちり音楽を学んだ方が実りは大きい気がします。ただ四大卒の肩書きが欲しい、学費が2年分しかない、というのであれば2年で卒業できる大学を探すといいでしょう。
 最近は、年配の大学(院)生を数多く見かけます。30代、40代の学生は普通にいますし、中には70代の方も! 私の大学では全員に進路希望の面談を行っていますが、私より年上の大学(院)生の希望進路をうかがう際は、こちらの方が緊張してしまうことがあります。

(2017.2.21)

学校の吹奏楽部の先生になるには?

吹奏楽部でトランペットを吹いています。将来、学校の音楽の先生になって吹奏楽部の指導ができればいいなと思っているのですが、どうすればなれるのでしょうか。

(中学3年:ファンファーレ師匠)

大学の教職課程を履修し採用試験受験を

 すてきな将来像ですね! ぜひその未来に向けてがんばってください。吹奏楽指導の先生にはピアノや声楽出身の先生もいますが、多くは管打楽器専攻の先生方です。ぜひ今のトランペットをしっかり学び、音楽大学や国公立大学の音楽学科で専攻するといいと思います。
 バンドトレーナーなどの立場で吹奏楽部に関わる場合は特に資格は必要ありませんが、よほどトレーナーとしての実力がないと指導依頼がきませんので、収入面で不安定になる場合があります。できれば学校の「音楽の先生」として吹奏楽指導にあたる方向で考えてみてはいかがでしょう? ただ、先生になるのは結構大変です。小学校や中学校の先生とは、いつも接しているので身近に感じると思いますが、その試験はなかなか難しいんですよ。それに合格しなければなりません。  そして、受験するには教員免許が必要で、大学で教職課程を履修し終える必要があります。まだ先の話ですが、大学を受験する際、その大学で取得可能な教員免許は何か、よく確認してくださいね。国立大学は小中高校の免許が取れる大学が多いようですが、私立大学では中高のみの場合もあります。
 この教員免許を持っていると、公立も私立も教員採用試験を受けることができます。公立は都道府県、政令指定都市(大阪市や横浜市などの大都市)単位で実施され、私立は個別の学校ごとに試験が実施されます。
 私立は最近の少子化で専任の音楽教員は減少傾向にあり採用試験はとても厳しいようで、都内ですと普通に50倍や100倍になるようです。公立学校の採用試験は毎年1回で、一次試験、二次試験があります。競争倍率ですが、東京都の公立学校教員採用試験の場合で27年度実施分は、中学・高校共通で8.3倍、小・中学共通4.7倍でした。

(2017.1.11)

オペラ歌手になるには?

オペラ歌手に憧れていて、音大の声楽科を目指しています。主役級でなくてもいいので、オペラの舞台に立って活躍できるようになるには、どうすればいいのでしょうか?

(高校1年:JKカルメン)

音大で上位成績を収め、コンクール出場を

 まだ高校生なので、これからどんどん才能が花開く可能性があります。「主役級でなくてもいい」などと言わず、「最初は出番が少ない役でも、将来的には大きな役をやってみたい」、と夢は大きく持ちましょう。
 さて、ではその主役のなり方です。
 各音楽大学ではオープンキャンパスや声楽クリニックなどのイベントが開催されていますから、そこでのレッスンを申し込み、「自分はオペラ歌手になって主役を張りたい」という意欲をぶつけてみましょう。その気持ちに最も積極的に応えてくれた先生に習ってみてはいかがでしょうか? なるべく早くから専門的に習う、出場できるコンクールにはできるだけ出場して成果を挙げ早くから注目される、ということが主役の道への近道ではないかと思います。
 私は音楽を専門に習ったことはありませんので専門的なアドバイスはできませんが、オペラ歌手の経歴を見ていると、ほとんどは音楽大学、大学院を出て海外留学して研鑽を積んでいます。また、国際的なコンクールでの上位実績がない主役級のオペラ歌手はほとんどいません。
 今はまだ高1なので、留学までは考えなくてもいいでしょうが、ゴールイメージとして主役級のオペラ歌手を思い描きつつも、まずはその登竜門である音楽大学入学、そこでの上位成績を狙うことが大切だと思います。
 なお、音大に入学し、プロになるにはやはりある程度のおカネが掛かります。保護者の方に自分の気持ちをしっかり伝え、経済的な支援をお願いすることも大切です。

(2016.11.15)

ピアノ教室を開きたいのですが…

自宅でピアノ教室を開きたいと思っているのですが、生まれ育った地ではないために知り合いはほとんどいませんし、ツテもありません。どのような方法で生徒さんを集めたらよいのか教えてください。

(音楽学部4年:むってぃ)

経営について学びましょう

 なかなか難しい質問です。これでみなさん苦しんでいます。ひとつ言えるのは、私の大学に限らず、多くの音大で教えていないことですが、次のことをしっかり学んでおく必要があると思います。
 マーケティング、競争戦略、会計学、税金の知識……等々です。
 ピアノ教室を“音楽関係の仕事”としてとらえるとまずうまくいきません。ビジネス=新規事業ととらえ、自分がアントレプレナー(起業家)としてどういう立ち位置でピアノ教室を“経営”するか、という観点が大切です。ターゲット顧客、提供する商品やサービス、他のピアノ教室と差別化できるノウハウ、の3点を徹底的に考え抜くことです。経営者としての心構えがないと、多くの場合うまくいきません。
 ピアノ教室もひとつの中小企業。中小企業としての経営戦略が必要です。その際の考え方については、『目からウロコの就活術』p.172−178が参考になると思います。

(2016.10.11)

小6でソナチネ。ピアノの先生になるには?

子どもが「ピアノの先生になりたい」と言っているのですが、際立った才能があるわけではなく特に努力もしていません。小6でソナチネに入ったのですが1カ月たっても先に進みません。どの位のレベルになれば音大に入れたり、ピアノの先生になれるかなど教えていただけないでしょうか

(小学6年生の母:りらっく)

「いいピアノの先生=演奏がうまい人」というわけではない

 私は音楽の専門家ではないので、音大職員や音大卒業生からうかがった話も交えて回答させていただきます。
 音大を目指す生徒のレベルの幅は大きいようで、小6でソナチネのレベルでも、その後の努力次第で音大に進学する例は多くあるようです。ただ、ピアノ科を目指す生徒であれば、ベートーヴェン、モーツァルトのソナタやショパンのワルツなどを弾くレベルにあることが多いようです。その意味では今後かなり頑張りが必要かもしれませんね。
 音大の入試ですが、武蔵野音楽大学ピアノ専攻の29年度入試要項を見ますと、実技試験で以下を暗譜で弾く必要があります。
  ・ショパンのエチュードから1曲
  ・バッハの平均律クラヴィーア曲集から1曲あるいはベートーヴェンなどのソナタ(第1楽章または終楽章)から1曲
  ・指定の20名の作曲家の作品から5〜10分程度で演奏できる任意の曲(複数曲可。ソナタからの楽章や組曲からの抜粋も可)
 このほかに、ソルフェージュと楽典、国語、英語、面接の試験もあります。
 また、先生になるレベルですが、これは一概には言えません。じつは世の中には音大を卒業していないピアノの先生も多く、必ずしも「いいピアノの先生=演奏がうまい人」というわけではないようです。というのも音楽教室を開くには、何か特別な資格が必要なわけではありませんので、音大を出たり、ヤマハなどのグレードを取得しなくても、個人で開くことができます。幼児教育科などを出ていて子供の扱いに慣れている、子供から人気がある先生などは、幼児に特化した音楽教室で音大生よりうまく経営している場合も多いようです。
 質問への回答からは外れますが、回答を書いていて改めて音大生ってすごいな! と思いました。私立の雄、早稲田や慶應でも入試科目は3〜4科目。それと比べ遥かに重い試験内容です。準備に何年も掛かりそうなことが、私でも見て取れます。音大受験は思いつきや付け焼刃の学習ではまず通用しそうもありません。だから、私が書いた本のタイトルではありませんが、『「音大卒」は武器になる』のでしょうね。

(2016.10.11)

音楽専攻か、音楽教育専攻か?

ピアノが得意です。音楽大学のピアノ科か音楽教育、一般大学の教育学部の音楽専攻、いずれかに進学したいと思っています。親やピアノの先生にもすすめられています。でも、どこを目指せばよいのかわかりません。違いを教えてください。大学卒業後のことはまだあまり考えていません。

(高校1年:のん)

まずは進路を狭めない方向で

 ピアノが得意と言えるのは素晴らしいですね。まだ高校1年生ですから、大学卒業後のことまで考えられないのはある意味当然ですし、これからもいろいろと考えが変わることがあると思っておいたほうがいいと思います。何せ高校生は心の伸び盛りですから。
 ご質問についてですが、今の段階では、できる限り将来の進路を狭めない方向で考えるといいのではないでしょうか。
 音楽大学のピアノ科であれば、演奏の道に進むにせよ、教育の道に進むにせよ、どちらも可能だと思います。音大のピアノ科を出て教員になる人は多くいます。教員免許は、半分以上の学生が取得するのではないでしょうか。
 一方、教育学部や音大の音楽教育科は、どうしてもまず「教育」があって、その一分野としての「音楽」になりますから、演奏関係のカリキュラムは少なくなりがちです。
 ただし、小学校の先生になりたい場合は、免許状を取得できる音大とできない音大があるので(ちなみに、武蔵野音楽大学は明星大学と提携し、取得可能です)、早めに取得可能な大学や学部を確認しておいたほうがよいでしょう。

(2016.9.02)

好条件で音楽教室講師に転職したい

音大卒業後いったん一般企業に就職したのですが、結婚を機に退社する予定です。将来的に、子育てしながらでも仕事ができるよう音楽教室の講師をしたいと思っています(週2、3日、数時間程度)。よりよい条件で働くためには、どのような準備をすればよいのでしょうか。

(音大卒・31歳:とと姉)

スキルを身につけ堂々と交渉を

 ご結婚されるのですか。おめでとうございます。
 さて、「よりよい条件で働くためには」とのことですが、それには自分を売り込むための+αのスキルを身に付けることではないでしょうか。
 「●●以外教えられません」という否定形では教えられる生徒も限られますし、レッスンの内容もつまらなくなりがちです。「▽▽ができる」「◇◇もできる」「さらに××もできる」というように、「できる」と自信をもって言えるものを増やすことが大切です。
 具体的な例としては、
・英語でピアノが教えられる
・自閉症などの障害のある生徒を教えるのが得意
・大人の教室で生徒が習いたい曲をその生徒のレベルに合わせて編曲できる
などはポイントが高いと思われます。
 あと、少し図々しいくらいの交渉力も持っていたいですね。音大の卒業生はそのあたりがじつに素直過ぎて損している場合があると思います。相手に言われるままではなく、「自分は●●ができるので、報酬については月謝の●●%でお願いできませんか?」くらいは言えるようにしておきましょう。
 音大生は小さい時から厳しくしつけられているせいか、おカネの話は“はしたない”のでできるだけ避けた方がいいと思う人が多い気がします。でも、しっかりとレッスンというサービスを提供する以上、それに見合う報酬を要求するのは当然のこと。決して“はしたない”ことではないので、がんばって交渉してみてください。

(2016.9.02)

先生の意見との食い違い

音大1年生の母です。本人は一般企業への就職も視野に入れていますが、先生から強く演奏家(大学院)への道を勧められているようです。どのようにアドバイスすればよいでしょうか?

(保護者:匿名)

学年ごとの目標を設定し判断してみては

 音楽大学の1年生であれば、まずは演奏をしっかり勉強してみてはいかがでしょう? そして、1年、2年、3年時の目標とする到達レベルをあらかじめ先生とすり合わせておくといいですね。
 先生が「演奏家になれる」とおっしゃるのであれば、そのためには最低限クリアすべき水準というものがあるはずです。たとえばピアノであればピティナのコンクール最上級に出演とか、ヴァイオリンであればメンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーの協奏曲は自由自在に弾きこなせるとか。そのような目標を学年ごとに設定し、3年次の到達度合いでプロを目指すかどうか判断してみてはいかがでしょう。
 声楽などは声が安定するのが20代後半から30代くらいと言われているようで、その道で生きて行けるかどうかの判断ができる時期が難しい場合もあるようです。ただ、30歳になってから音楽以外に方向転換をしたいと思ってもなかなか難しいでしょうから、私は、可能な限り、ある程度のめどは大学生のうちにつけた方がいいと思っています。

(2016.7.27)

演奏家志望でない場合の音大進学

高校の吹奏楽部でフルートを吹いています。できれば音大に入って本格的に勉強してみたいのですが、プロの演奏家になりたいわけでもなく、その後の進路が心配です。やはり一般大学を目指したほうがよいでしょうか?

特色のない大学より音大が有利

 ぜひ音楽大学でフルートを学んでみてはいかがでしょう? 何も大学で学ぶものと進路は必ず連動しなければならないものではありませんし、どのような学問や芸術であれ、その中にはさまざまな仕事に関係する多くの学びがあります。
そしてどうせ学ぶなら、興味のあるものを学んだ方が学びやすいのではないでしょうか。関心のないものを深く学ぼうとしても体の拒否反応の方が強いはずで、それでは良い学びはできません。大学時代は学びたいことを思い切って学んでみることをお勧めします。その先に、その道で才能が開花すればそのまま進めばいいですし、自分はその道では勝てないと思えば別の道に進めばいいのです。
 音楽に限らず、経済学、法学、商学、文学、美術――さまざまな学部・学科がありますが、その専門家になる人はごく一部。これまで音楽学部だけが「せっかく音大に入ったのだから音楽の道に」と思われていたことの方が不思議なくらいです。
ぜひ音楽での学びを通じて素晴らしい人格形成、人間力アップを図ってください。そうすればさまざまな道が開けてきます。
 あと、特色のない一般大学に行ってもそのほうがかえって就職には不安がつきまとうと思います。就活生は50万人以上いますが、人気企業上位100社の求人数はせいぜい3万人弱。東大早慶、旧帝大などの有力大学の学生数で4万人。多くの学生がこの数の中に埋没します(『目からウロコの就活術』p135−137参照)。それなら音楽大学などで専門分野にしっかり向き合った方が企業に対してもアピールできる人材になれると思います。

(2016.6.20)

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